TOMOの美術鑑賞日記

美術館、建築物を巡るブログです

箱根ラリック美術館


箱根に行ってきました!

箱根ラリック美術館富士屋ホテル別館菊華荘・彫刻の森美術館を回りましたので、ご紹介致します。


まずは箱根ラリック美術館から。



ラリック美術館に来るのは二度目です。

前に訪れたのはだいぶ前なので、久しぶりでとても楽しみです。


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小道を歩いて行くとヤドリギの木があります。この木の下でキスを交わすと愛が実ると言われているそうです。



ヤドリギは、ラリックの作品にもモチーフとして使われています。


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入り口です。



来館した日は平日でしたので、貸切の様に静かに鑑賞することが出来ました。


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wikipediaより   電気式常夜灯


館内は照明を美しく使い、ラリックの作品を、より一層際立たせています。




ここで作家ルネ・ラリックについてご紹介いたします。


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wikipediaより


ルネ・ラリック(1860〜1945)

アールヌーボーアールデコの両時代で活躍した、フランスの芸術家。

16歳で宝飾職人に弟子入りし、カルティエなどの一流宝飾店から依頼されるほどのジュエリー作家となり、1900年のパリ万博で宝飾作品が大きな注目を集め、名声を得た。コティの香水瓶をきっかけにガラス工芸家に転身。その後もオリエント急行や、豪華客船イル・ド・フランス号などの室内装飾を手がけ幅広いジャンルで活躍した。



なんだかトントン拍子の人生のような一文ですが、ガラスを作品に取り入れた頃はなかなか認められず思い悩んだそうです。



仕事の鬼になってとても頑張り、パリ万博で才能を認めらました。



作品は繊細で美しく一点もののように見えますが、アールデコの時代には量生産ができるデザインや造り方を工夫して多くの作品を作っています。



アールヌーボーに植物や女性のしなやかさを取り入れ、独創的な曲線美のある作品が多くありました。



また、コティの注文を受けて手掛けた香水瓶はオブジェとして飾れそうな個性的なものや、ロマンティックなデザインのものなど色々あり見応えがあります。




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野外に展示してあるロールスロイス。下画像の飾りが付いています。




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wikipediaより



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wikipediaより 


特別展示ル・トラン

館内の「特別展示ル・トラン」にはラリックが室内装飾した豪華列車「オリエント急行」が展示してあります。車内でラリックのガラスパネルなどを鑑賞しながら、ティータイムを楽しむ事ができます。当日現地で要予約。今回は見れませんでしたが、次回は行ってみようと思います。




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中庭風景




日常の喧騒を離れ、自分自身の心とも向きあえるような素敵な一時を過ごしました。




とてもオススメの美術館です。是非行ってみて下さい。

前売り券が仙石案内所で買えるのでお得ですよ。



箱根ラリック美術館

公式サイト http://www.lalique-museum.com/

開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

年中無休(展示替えのため臨時休館あり)

最寄駅  箱根登山バス「池尻・桃源台」行き

にて約30分「戦国案内所前」下車すぐ

チケット代金 大人1500円 

中学生 小学生 800円

大学生 高校生 シニア 1300円   

所用時間2時間